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日本で忘れられた酵素栄養学とは

「ポッテンジャーのネコ」の話

生の食物には豊富に食物酵素がふくまれています。酵素豊富なものを食べていれば、体の消化負担は少なくてすみます。体が余分な消化酵素づくりから解放されるので、栄養素やエネルギーは体全体を機能させている他の何千もの酵素づくりやその働きにまわされ、健康を根底から支えてくれることになります。
ころが酵素はたった48℃で壊れはじめ、70℃で数分間調理するだけで、完全にこわれてしまいます。このためローフディスト(生食主義者)は、熱を加えた食品を「死んだ食品」と表現し、「食物はすべて生で食べるべき」と主張します。

でも、彼らが必ずしも正しいとは言いきれません。体内の酵素をしっかり働かせるためには、生で食べたほうがいいことも、ある程度の調理が必要なこともあるからです。

生食グループは何世代も健康を維持
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食物酵素の重要性、あるいは生食をすすめる書物や記述にかならずといっていいほど登場してくるのが、「ポッテンジャーのネコ」の話。ポッテンジャー医学博士が900匹のネコを使い、何世代かにわたって行った実験結果を述べたものです。

博士は、一つのグループには生肉、骨、未加工乳などをあたえ、もう一つのグループは調理・加工した肉と加工乳で飼育しました。
すべて生食のエサだけを与えられたグループは、何世代も健康で正常な発育をつづけます。
このグループに属するネコには、平均5匹の子猫が生まれ、出産時の子猫の死亡率は非常に少なく、ほとんどのネコの死因は年をとっての自然死でした。

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加熱食で人間同様の疾病に

ところが、加熱処理したエサをあたえられたグループは、健康状態は世代ごとに悪化の一途をたどっていきます。

一世代目から発育に問題が生じはじめます。生まれたての子猫の死亡率増加、産子数の低下、乏しい子育て、非常に荒い毛並みなどが観察されたのです。
二世代目には多くのネコが中年期に人間でいうところの生活習慣病と同じような病気を発症するようになりました。さらに、皮膚炎、心臓病、アレルギー、歯内炎および歯周病、関節や神経組織の炎症、骨格の奇形も見られるようになります。産子数の低下に伴い受精率も落ち、出産前後の死亡率も増えました。
行動に関しては、生食だけで育ったグループがつねに従順でおとなしかったのに対し、加熱食で飼育されたグループは、飼育係や 他の猫に対して次第に攻撃的・凶暴になりました。

三代目は未熟あるいは体になんらかの問題をもって生まれてきました。子猫のうちから病気をかかえるケースも増えました。寿命も短くなり、なんと、次の世代を生み出すことすらできなくなったのです。

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消化に負担をかけずに吸収

もちろん、私たちはネコでありません。でも、この実験結果は私たち人間にとっても大切なことを教えてくれています。
この実験は生食の重要性だけが強調されているようですが、実は現代栄養学からみれば、特定のアミノ酸不足も深く関わっています。つまり、たった一つの必須栄養素が体内に運び込まれないだけで体内酵素がまともに働けなくなり、体が重大な危機をむかえることを示しているのです。

体内酵素がスムーズに働き、健康が維持されるためには、最低限の負担で消化活動が完了し、栄養素がしっかり吸収されることが絶対条件です。生食にさえすればその条件が満たされるわけではありません。
食べたものがしっかり分解・吸収されるには、活性力の高い酵素の働きが不可欠です。現代人にとって、酵素サプリメントが必須である所以です。

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